とりさんの独り言

日々のいろいろなことをまとめています。

文学フリマにいってきた

昨日、文学フリマ東京に行ってきました。 初めて一般参加したのですが、コミケで言うと評論ブースがででーんとワンフロアあるような印象でとても楽しかったので感想をまとめてみました。

実は行ったことがなかった〇〇〇

実は行ったことなかった他イベント

 今まで数回程度のコミケ参加経験はありましたが、その他イベントの参加経験は皆無でした。 Twitterを眺めていたところ、10年弱フォローしていた方が初出展とのことで「これは行くしかない!」と思い足を運ぶことに。

実は行ったことがなかったTRC

 勤務先は山手線東側・出張で羽田によく行く。よって、東京モノレールにはよく乗っていたのですが、途中駅にはほとんど下車したことがありません。
「流通センターって駅はあるなあ」と思ってはいましたが、降りたことはありません。初流通センター。どんな駅なんだろうとドキドキ・・・することはありませんでしたが、TRCは駅からとても近いんですね。

入場

 前日の夜、サントリーのジン「翠」を飲んでいたので9時ごろ起床・・・といった事情もあり14時頃入場。行く前に赤羽エキュートの舎鈴でつけ麺を食べる。うまかったです。標準が小盛というのもなかなか良いのではないでしょうか。

COCOAのインストール確認

 新型コロナウイルス感染対策として、入場待機列が2つに分かれていました。 1レーン目はCOCOAインストール済の人、2レーン目はCOCOA未インストールの人といった感じで分けており、COCOAインストール済の人はアプリホーム画面の提示、入れてない人は連絡先を受付で記入するといった感じでした。
 いやあ、COCOAのインストール有無で入場方法変えるのはいいかもしれませんね。みんな入れようCOCOA

買ったもの

 さて、購入させていただいた同人誌を紹介したいと思います。読了した順に随時並べ替えます。※読む前・読んでいる途中のものはその段階の印象を書いてます。

銭湯の会(@eboshirei)さんの「でもある 特集30歳までに教えてほしかった結婚の話」

 7人の女性が作った、30歳までに知っておきたかった結婚の話をまとめた雑誌です。皆さんすごく結婚に対して向き合ってこの本を書かれたんだろうなあと思いました。
 「結婚とは何か。結婚したいかしたくないか。結婚してどうだったか。離婚してどうだったか」といった当事者へのインタビューから、FP・弁護士の解説まであり結婚についてよくわかる一冊ではないでしょうか。
 そして、烏帽子さんが書かれていた「今の人生に満足しているから、人生の次のステップに興味を抱けない。」ということは抱いていい気持ちなのではないでしょうか。しかし、もしパートナーとなる人ができたのであれば その意思をしっかり伝え、自分もそれを継続するための経済的・精神的な独立をしっかりしないといけない。高収入のパートナーに出会って、生活費はその人が持ち自分は趣味にお金を使う・・・みたいな状況にすると一気に関係は破綻する。
 一緒に生きていく結婚、辛いことはたくさんあるけど二人の関係を築いていくことは尊いことで、素敵なことだと思わせてくれる一冊でした。

どくなかさん(@dokunaka)と、へびこさん(@hebiko)さん、えりつぃんさん「MONSTER CATERPILLAR・キャタピラーとわたし」

 筑波大出身の3人の女性が、自身の「メンヘラ」を語る一冊。どくなかさんのメンヘラエピソードがまじメンヘラで衝撃的。これを本にしてしまうのかというくらいすごい。

どくなかさん

 しょっぱなからすごい。飛ばしてる。ガチのメンヘラだ。
 処女卒業翌日に振られる、浮気される・・・そりゃソウルジェムもしっかり濁っていきますよね・・・。しかし、そのつらい経験を乗り越えてメンがヘラることが少なくなったのは本当にすごい。やはり、自分を立ち直らせるのは自分だけといったことを認識させられました。

へびこさん

 おしゃれの話。自分に似合う服やメイクは何かといったことを20代最後に取り組む・・・けど、トライした推しの色は似合わなくてへこんだーーー!という素敵なオチもあるご自身の経験談でした。メンヘラに振り回される人生を送ってきた私としては「メンヘラなんてことはないのでは?」と言ってあげたいです。育児本(キャタピラーとわたし)は、ご自身の大変だった経験がまとまった1冊でした。ぜひお子さんが大きくなったら読んでもらってはいかがでしょうか。

えりつぃんさん

 小さいとき~大学生~社会人になるまでの生きづらさを書かれていました。
 「自分には中身がない」とご自身はのにキャラが濃い筑波大に入り卒業まで悩み、就職後に少しずつ良くなり、ラブライブ!の推しができることで自分に自信が持てた!というサクセスストーリー。推しってそんな強いのか。しかも百合。私自身「あくが強い」人間と言われることが多かったため「中身がない」という感覚を抱いたことがなかったのですが、そのような人はどのように悩んでいるかを知ることができた気がします。

早乙女ぐりこさん(@Glico30tome)さんの「早稲女×三十歳」と「東京一人酒日記」

 バリキャリ!美人!なお姉さん(主観です。すみません。)のバツイチ→転職→「自分」の獲得といった、人生のハードルを乗り越えていった経験談をエッセイにされていました。全体的にサバサバした印象でありつつ、読者を引き込んでいく表現が随所に見られていて、あたかもご本人が経験したことを自分が体験しているような一冊でした。

 文学的にご自身の性のことを書かれている部分があり「あ、村上春樹とかそんなかんじだ」と思いながら、文学作品として読めるエッセイは新鮮に感じました。そして、ぐりこさんご自身芯のある方・・・と思いきや弱さも垣間見え、なんというか、一度お酒飲めたら楽しいだろうなあと感じました。本を通してですけど。最新刊とかも買えばよかった。出展される機会があったら、お伺いして買おう。

井口可奈さん(@yokaikinoko)の「離婚エッセイ」

 ブースにてご本人にお話を伺ったところ「相手が愛人を作ってしまったので離婚してしまいました。明らかに裁判でも勝てる状況でしたが、嫌い同士ではないけど一緒にいられなかったので円満離婚しました。」とのことで、「それでいいの??」と思ってしまいつつ離婚にもいろんな形があるんだな・・・と思いました・・・その時は。

 読み進めるにつれ、ちょっとこれは元旦那さんがひどすぎる。夫婦公認で不倫を認めた漫画「1122」を思い出したがその比じゃないだろ・・・。ちなみに私はあなたがしてくれなくても派。そして井口さんがもっと自分の気持ちに気付いてぶつけられたらよかったのでは?と思うけど、他人が言えることではないですね。私自身も同じ意見をぶつけられることがありますが、当事者としてはその気持ちに気付けないんだよ、ほんと。怒りに昇華できない。(最近できてきてるけど。)

「忘れていたけれど離婚っていうのは極端なものなのだ。極端なことをしたのだから極端に離れたって、決意したって、いいのだ。」という言葉が本文中にあったのですが、すごく良い言葉だと感じました。よい。

 一言、感想をまとめるとしたら「愛がしたい」ですね。ほんと。

宮野影一さんの「サブスク人間」

 まだ読んでませんが、 サブスクのように搾取されちゃう主人公・・・の最後が気になってます。読もう!

DJ Yudetaroさんの「日本酒と電子音楽

 こちらもまだパラパラと見ただけなので、しっかり読みたいと思います!

日本航空 ana-logue

あ、これは家帰ったら届いてただけです。すみません。でも、ANAのマイル会員に送られる書籍だから同人誌と言っても過言ではないのでしょうか。

思ったこと

 私自身「DIVORCE MEDIATION NOW」なので、すべてが終わったら本を書きたいと思った。さっき、過去作った同人誌が入っているOneDriveを眺めていたら2016年にパートナーと作った本が400MB近くのデータとして居座っていた。消すか。あと、離婚同人誌がそこそこあるけど、男性が書いてるものってあまりないのかなあ。

 そして、調停という形で話合いを進めているけれど、別居したことで非常にメンタルの状態が良いです。きっと、相手方も私と一緒にいたことが大きなストレスになっていたはずで、既往の精神疾患も良くなっていると思っています。調停は勝ち負けでなく、お互いが納得できる条件をすり合わせる場なので、真摯に・誠意をもって・だけど自分の主張はしっかりと伝えていきたいなと思っています。
※やわらかい表現にしていますが、実際はめちゃくちゃ怒りの感情で臨んでます。